フィリピンの祭り

フィリピンの祭りをかたち作った大きな要素はカトリック系キリスト教の伝来と、長年に渡る植民地支配による影響だろう。カトリックは300年以上フィリピンを支配したスペインの「遣産」だが、その信仰心がフィリピンの多くの祭りの中心にある。
一方、アラブ、中国、スペイン、米国、日本と外圧による影響を受けてきたフィリピンにもかかわらず、外国の文化が好意的に受け入れられていて、国民生活に広く浸透している。そして土着の文化といえる祭りにも色濃く反映され、独特のスタイルを作り上げている。
見方を変えれば、フィリピンらしさがないと言えるのかもしれない。しかしこれがサリサリ(タガログ語でごっちゃませの意味)で表現されるフィリピンらしさなのだろう。ともあれ、彼等は祭りをおおいに楽しむ。開放的でおおらかで、あらゆるものを寛容に受け入れるフィリピンの国民性が祭りの中に見えてくる。

1月 January

1月1日
新年 New Year's Day
《祝日》

 

12月31日ともなると、街角には大量の花火を抱えた人々が行き交う。そのほとんどは、強力なロケット花火や50連発、100連発の爆竹だ。ロケット花火は100本束のものをいくつも買っていく。中には直径10cmほどの打ち上げ花火も。そんなもの売っていいの、買っていいのと言いたくなるほどの強力な代物。正月には多くの人たちのケガや時に死亡のニュースが流れる。夜10時を過ぎた頃から、あちこちで気の早い人たちが単発でロケット花火を打ち上げる。そしてカウントダウンが近づくと、あらゆる所で一斉にそれが始まる。とてつもない音量と夜空を明るくする花火の量だ。この光景、どこかで見たことがあるなと思った。それはテレビのニュースで見た、湾岸戦争の高射砲の光跡と、爆弾が炸裂シーンだった。熱狂的なこの年越しは、家の玄関先で大量の花火を打ち上げ、音を鳴らすことで邪気を払うということらしい。

 

1月第1日曜日
三賢者祭
Holy Three Kings
マケンドウケ島 Marinduque

クリスマスシーズンを締めくくるキリスト教の行事。特にマケンドゥケ島のサンタ・クルスとガザンでは3人の王の仮装をした華やかなパレードが行われます。

1月9日
ブラックナザレの祭り
Black Nazarene
マニラ Manila
 

ブラック・ナザレ祭りは、マニラ市にあるキアポ教会で毎年1月9日に行われるフィリピンを代表する宗教行事だ。全国から数十万人もの信者が参加し、教会周辺は身動きが取れないほどの人で埋め尽くされる。黒いキリスト像は1608年にスペイン人によってメキシコ(ブラジルという説も)から持ち込まれ、これに触れることであらゆる願いが叶うと言い伝えられている。ブラック・ナザレ祭りはこの像を山車に乗せ町中をパレードする。
十字架を担いだキリスト像が教会から市内に出ると像に触れようと信者が殺到し、会場はいっきに大混雑となる。毎年この混乱で多くの負傷者や時には死亡者も出る。パレードは夜まで続き、市内を周回したキリスト像が再びキアポ教会に戻り祭りはフィナーレを迎える。
キリスト像が黒くなった理由は諸説あり、フィリピンへ運ばれる途中で船上で火災に遭遇し表面が黒くなったという説や、フィリピン人の肌の色に合わせ着色したなど様々だ。

 

1月第3週
アティ・アティハン
Ati-atihan
カリボ Kalibo

収穫と幼きイエス(サントニーニョ)の像を祝うパナイ島アクラン州カリボのアティアティハン祭り。フィリピンの祭りの中でも人気のある祭りの一つで、人々は派手な色彩のコスチュームを身にまとい、身体を全て黒く塗り、町中を特有のリズム「ハラ・ビラ」に合わせて熱狂的に踊る。アティ・アティハンとは、パナイ島の原住民アティ族のように振る舞うという意味。13世紀にパナイ島に移住したボルネオ島民のために山地に追われたネグリト族(Ati族)が飢饉で山を下り低地民に食物を分けてもらった際、 歌と踊りで感謝したのがカリボのアティアティハン祭りの始まりとされる。

1月第3日曜日
シヌログ祭り
Sinulog
セブシティ Cebu City

 

毎年1月の第3日曜日は、サントニーニョ(幼きイエス)祭がフィリピン各地で行われる。1521年にマゼラン艦隊がセブ島に到着し、この時からフィリピンにおけるキリスト教の布教がはじまる。セブ市の聖アウグスティヌス教会のサントニーニョの聖像は、この際マゼランから贈られたものといわれている。このサントニーニョを祝うセブの祭りがダンスパレードの祭り「Sinulog(シヌログ)」。
ビサヤ地方の各地から集った多くのチームが、自前のサントニーニョ像を先頭にセブの街中をパレードし、きらびやかな衣装や民族衣装で華麗なダンスを競い合う。シヌログでは侵略するマゼランとこれに挑むマクタン島の酋長ラプラプとの戦いの歴史ストーリーを再現し、工夫を凝らした演出が観客の目を楽しませる。毎年多くの外国人が訪れる、フィリピンにおける人気の高いフェスティバルのひとつだ。

1月第4週末
ディナグヤン祭り
Dinagyang Festival
イロイロ Iloilo City

イロイロ市で毎年1月の第4週末に行われるお祭りで、ユニークな衣装と熱狂的なダンスが一日中繰り広げられる。この祭りは、1968年にサントニーニョのレプリカをセブからSan Jose Parish 教会に運ばれたのを記念して1969年から始められたもので、カリボのアティアティハンと同じく収穫と幼きイエス(サントニーニョ)の像を祝う。イロイロ・アティアティハーンと呼ばれることもある。

2月 February

 

1月中旬〜2月中旬
旧正月
Chinese New Year

フィリピンに住む中国人や中国系の人たちが旧暦の正月を祝う。マニラ市内のチャイナタウンやルネタ公園ではこの日、爆竹を鳴らしたり獅子舞いなどが披露される。

2月中旬〜2月下旬の2週間
バギオ・フラワーフェスティバル
Baguio Flower Festival
バギオ Baguio
 

アメリカ統治時代から避暑地として開発された高原都市バギオのお祭りで、1996年から始まった比較的新しい祭り。バギオ市はフィリピン・マニラからバスで7時間、標高1500mの高地にあり、この時期花々が咲き乱れるもっとも美しい季節となる。周囲に群生する「ひまわり」をモチーフにし、先住民であるイバロイ族やイフガオ族などの伝統的な民族衣装をさまざまな花で彩り、町の中心セッション通りをストリートダンスや演奏をしながらパレードする。2週間におよぶ祭りには、マニラやフィリピン国内また海外からも多くの観光客が訪れる。

 

3月 March

3月1日〜14日
カアムラン・フェスティバル
Kaamulan Festival
マライバライ Malaybalay

ミンダナオ島北部ブキドノン州の州都マライバライで、周辺に住む山岳先住民族の交流と伝統文化の継承を目的として毎年開かれる。二週間の期間中、各民族が伝統舞踊を披露するストリートダンスや、一頭の雌馬を巡り二頭の雄馬を争わせる「馬相撲」などが行われる。

 

3月第2日曜日
イロイロレガッタ競争
Iloilo-Guimaras Paraw Regatta
イロイロ市-ギマラス島

パナイ島イロイロ州の対岸に位置するギマラス島とイロイロ市の間を趣向を凝らしたアウトリガーのレガッタ艇で競争するお祭り。

 

復活祭(Holy Week)の行事と祭り

フィリピンではクリスマスとともに、キリストの受難と死、そして復活までを記念する聖週間が重要な年中行事。聖木曜日と聖金曜日が祝日に定められており、土曜日と復活祭の日曜日を併せて普通4連休となる。復活祭は毎年同じ日付ではなく、それは古代ユダヤの暦に基づいて「春分の日の後の最初の満月の次の日曜日」という決め方をしているからです。


◆灰の水曜日 (Ash Wednesday)
キリストの死と復活を祝う復活祭の45日前に 各地の教会で行われる特別のミサの日。灰をかぶって罪を悔い改めたという古い習慣に基づき、前年の復活祭で用いたシュロの葉を燃した灰にオリーブ油を混ぜたものを信者の額に十字印に塗る。

聖週間 (Holy Week)

◆しゅろの聖日/枝の主日 (Palm Sunday)
聖週間の始まりを告げる行事。キリストのエルサレム入城の際、住民がシュロの葉(ラモス)を振って迎え入れたという故事にちなみ、教会でヤシの葉などを編んで作った飾り(パラスパス)を持った信者たちが集う。

◆聖木曜日 (Holy Thursday)
キリストと使途たちの最後の晩さんを記念する日。

◆聖金曜日 (Good Friday)《祝日》
キリストの受難と死を記念する日。

◆聖土曜日(Holy Satutday)
キリストが墓に葬られた後の大安息日であり、キリストの受難と死をしのぶ日。

◆復活祭 (Easter Sunday)
キリスト教の典礼暦における最も重要な日で、十字架にかけられ死んだキリストが3日目によみがえったことを記念する日。


■各地の有名な行事

・ブラカン州マロロスやリサール州カインタなどで上演される「セナクロ」劇。
・パンパンガ州サンフェルナンドの各村で行なわれる「十字架はりつけ苦行」(聖金曜日)
・東ネグロス州サンカルロス町などで行われる、イエスと母マリアが再会する「スガット(傷)」や「パサルーボン(再会)」と呼ばれる宗教行列。
・マリンドゥーケ島の、ローマ兵士ロンヒヌスを主人公とした仮面劇「モリオネス」

 

聖金曜日
カルバリオ「十字架はりつけ苦行」
サンフェルナンド
San Fernando

カルバリオとはキリストの苦難を追体験するもので、多くの人たちが奇跡を求め苦行に挑戦する。荒縄の先に竹の棒の束が付いた特製の鞭で、自ら背中を鞭打ち、血まみれになりながら通りを練り歩く人々。そしてキリストを演じるメインの苦行者は重い十字架を担ぎ、頭にいばらの冠が載せてゴルゴダの丘に見立てた広場まで行進する。苦行者は十字架にきつく縛り付けられ、ハンマーで手の平と両足の甲に釘が打ち込まれ磔にされる。この苦行を乗り越えたものには奇跡が起きるといわれ、志願者は毎年あとを断たない。フィリピン国内のカトリック教会は、これらの自傷行為に難色を示し、長年自粛を求めているという。


 

3〜4月の聖週間
モリオネス祭り
Moriones Festival
マケンドゥケ島 Marinduque

マリンドゥケ島のモリオネスはイースター週間に行なわれる宗教劇祭として有名な祭り。キリストを殺そうとしたローマ兵士ロンヒネスが、その返り血で見えなかった目が見えるようになったという奇跡から、キリスト教に帰依したという伝説をカラフルな面と衣装で再現する。

4月 April

4月9日(水)
勇者の日「バタアン・ディー」
Araw ng Kagitingan
《祝日》

第二次世界大戦中1942年4月9日にルソン島中部バタアン半島に立て籠ったフィリピンとアメリカ軍部隊が日本軍に降伏する。バタアン・ディーはその後から始まった有名な「死の行進」による犠牲者を追悼し、一連の戦争の被害を胸に刻む日とされた。80年代後半には戦争被害者やすべての兵士たちの英雄的な行為を記念する日へと変更された。

5月 May

5月1日〜30日
5月の花祭り/フローレス・デ・マヨ
Flores de Mayo
(サンタクルーサン祭り)
 

夏本番を迎える5月の1カ月間、聖母マリア像やサントニーニョ像(幼少のイエス)に少女たちが季節の花を捧げるというカソリックの宗教儀式に由来した「5月の花祭り」がおこなわれる。4世紀ローマ帝国のコンスタンティン大帝の母であるセント・ヘレナが、エルサレムで真の十字架を探しだし、それをローマに持ち帰えったことを祝う故事にちなんだ「サンタクルサン」と呼ばれる、 花飾りのアーチと民族衣装テルノで着飾った少女たちのパレードも催される。かつてフィリピンを支配していたスペイン人が伝え、そのまま国事として発展を遂げた。フィリピン各地でも行われ、町一番の美男美女が伝統衣装を着てパレードを行うことで知られている。特にマニラ首都圏やケソン州, ラグーナ州などで5月の最終日に行われるパレードは地域最大のフェスティバルとして名高い。

5月1日〜30日
平和と航海の聖母マリア祭り
Feast of Our Lady of Peace&Voyage
アンティポロ Antipolo

リサール地方アンティポロで行われる祭りで、旅行者の守護聖人を祀る寺院に巡礼します。

5月14日〜
カラバオ祭り
The Carabao Festival
ブラカン地方プリラン、リサール地方アンゴノなど
Pulilan,Angono

ブラカン州など農村の主な町で恒例になっているカラバオ祭は、農作業に欠かせないカラバオと呼ばれる水牛に感謝を捧げ、農業の守護聖人である聖イシドロに一年の豊作を祈願する。この日、主役のカラバオが町の教会で聖職者から祝福されたあと、町の目抜き通りをパレードしたり数百キロもの巨体で疾走する迫力満点の駆け足競争などを披露する。また伝統衣装の子供たちが田植のセレモニーを行い、農業の守護聖人である聖イシドロに豊作を祈願する。

5月15日
パヒヤス収穫祭
Pahiyas sa Quezon
ルクバン Lucban

ルソン島南西部ケソン州のルクバンで催されるパヒヤス収穫祭は、収穫した米からつくったカラフルな「キーピング」という装飾でびっしりと家々を飾りつける。農家では野菜や果物を屋根や壁に飾って、翌年の豊作を願う。また職業にあわせ、パンや帽子を飾ってある家もある。この祭りは1583年、キリスト教布教のためこの地にやって来たフランシスコ修道士によって始められた。収穫した食糧を教会に捧げ神に感謝し、飢饉や干ばつが起こらないように祈りを捧げる習慣が根付いていったという。

6月  June

6月12日
独立記念日
Independence Day
《祝日》

1898年6月12日フィリピン革命による暫定政府の中心人物だったエミリオ・アギナルド将軍がカビテ州カウイットでスペインからの独立を宣言したことにちなみ制定された。第二次大戦後しばらくは7月4日が独立記念日になっていたが1964年からもとにもどされた。

6月24日(火)
聖ヨハネ水かけ祭り/セントジョンの日
Feast of St. John the Baptist
マニラ Manila

聖ヨハネがキリストを洗礼したことを祝って行われるお祭り。マニラ首都圏サンファン町では町をあげて水を掛け合って祝福する。

7月 July

7月4日
比米友好記念日
Filipino-American Friendship Day
リサール公園、バギオ、 スービック

1946年7月4日アメリカの独立記念日に合わせてフィリピンは正式に独立した。戦後しばらくの間この日を独立記念日としてきたが64年からは6月12日を独立記念日に、 7月4日を比米友好記念日として祝うことになった。マニラのリサール公園、 かつて米軍基地のあったバギオ、 スービックなどで記念行事が開催される。 

7月下旬
血盟フェスティバル
San Dugo Festival
タグビララン Tagbilaran

16世紀半ばにレガスピ総督はスペインの艦隊を率いてセブやマニラに上陸、フィリピンを植民地化するが、 植民初期にボホール島の首長シカトゥナと血盟による和平協定を行ったことにちなんだお祭り。歴史的には3月に行われたが観光客が少ないこの時期に合わせて1987年から同島タグビラランで開催されている。ストリートダンスやレガッタパレード, 地元劇団による血盟の再演も行われる。

8月 August

8月第3週目
カダヤワン・サ・ダバオ
Kadayawan Sa Davao
ダバオ市 Davao

ミンダナオ島最大の都市ダバオで行われる、季節の果物やランの花の収穫を祝うお祭り。ダバオのフルーツや花waling-walingのショーやトレードフェアが開催される。この祭りの一番の見ものは、先住民の伝統文化を紹介するグランド・フローラルパレード。

8月最終日曜
英雄の日
National Heroes' Day
《祝日》

歴史上著名な英雄だけでなく, 無名の英雄にも思いを馳せる日。

26日
バリンタワクの叫び
Cry of Balintawak

スペイン統治時代、植民地支配に抵抗を開始した記念日。

9月 September

9月第3週
ペニャフランシア・フェスティバル
Penafrancia Festival
ナガ Naga

ルソン島南部ビコール地方の中心地、 南カマリネス州のナガ市で行われる水上パレードをメインとしたフィエスタ。聖母マリア像の一つで、 ビコール地方の信仰を集めているペニャフランシア像を住民たちが担いで、 教会からナガ川へ繰り出し水上を船でパレードする。ビコール地方各地から多くの人々が集まる。

9月29日
アンシヌログ
Ang Sinulog
イリガン市 iligan

イリガン市の守護神、サン・ミゲルを祝う祭り。

10月 October

10月第2週
ヘルモサ・フェスティバル
Hermosa Festival
サンボアンガ市 Zamboanga

ミンダナオ島西部サンボアンガ市最大のお祭りで、イスラム教徒の攻撃から町を守った聖母マリア像に住民たちが感謝を捧げたことに始まる。期間中はダンスパレードや物産展、レガッタ競争や「ビンタ」と呼ばれる色彩豊かな帆船のパレードが行なわれる。

10月第3週
マスカラ・フェスティバル
Masskara Festival
バコロド市
Bacolod
 

ネグロス島のバコロド市で1980年から開催されている仮面を使ったストリート・ダンス・フェスティバル。砂糖産業の不振を吹き飛ばし、町を活性化させるために始まった。奇抜な衣装と笑顔をイメージさせるマスクを着用して、ラテンのリズムで踊るパフォーマンスはダイナミック。 祭りのクライマックスはマルディグラ(仮面)ダンスパレード。この日さまざまな趣向を凝らした仮面の舞を一目見ようと、国内外からの観光客でメインストリートは長い人垣ができる。フードフェアやマスクコンテスト、ブラスバンド・コンテスト、野外劇も行われる。

11月 November

11月1日
万聖節 (All Saints' Day)《祝日》
11月2日
万霊節(St. Soul Day) 

日本のお盆にあたる2日間。カトリックの教会暦では11月1日を諸聖人を記念する万聖節, 翌日の2日を死者を祭る万霊節と定められている。フィリピンでは「万聖節」の日に墓参りをする伝統が根付いており、多くの人々が地元に帰省する。 この期間には司祭によるミサや家族による墓地詣でが行なわれる。墓地では10月31日夜から一族が墓前に集まり、墓を掃除し、花やローソク、供物を捧げる。

11月22・23日
ヒガンテス(巨人)・フェスティバル
Higantes Festival
アンゴノ Angono

リサール州アンゴノで行われる「ヒガンテス・フェスティバル」は3m以上の巨人が練り歩く珍しいお祭りで、守護聖人である聖クレメンテを祝福して行われるフィエスタ。パレードは街の中心にあるアンゴノ教会から始まり町中を練り歩く。教会に祭られている3体の聖人像はパレードの後、ラグナ湖に向かい巨大なイカダに乗り込み、住民らが団結しロープを引っ張ったり泳いで押したりして湖上をパレード。最後は再び出発地点の教会に戻り聖人像を納め、祭りはフィナーレを迎える。

 

11月30日
ボニファシオの日
Bonifacio Day
《祝日》

19世紀末のフィリピン革命の原動力となった秘密結社カティプーナンの創設者の一人であるアンドレス・ボニファシオの生誕を記念した祝日。

12月 December

12月8・9日
タール火山フェスティバル
Taal Fluvial Festival

タール火山を背景に、素朴な水上パレードが行われます。

12月16日(火) 〜1月6日
クリスマス期間
Christmas

フィリピンのクリスマスは「世界一長いクリスマスシーズン」と呼ばれるほどで、「ber」が付く月、9月(September)から始まると言われている。実質的には12月16日から9日間行なわれる早朝のミサ「雄鶏のミサ(Misa de Gallo)」によって本格的に始まり、そして、イエス・キリストが生まれた馬小屋を三賢者が訪れたことを祝う1月6日の公顕祭まで続く。

12月16日〜25日
シンバン・ガビ(夜のミサ)
SIMBANG GABI

フィリピンでは12月16日から「シンバン・ガビ」と呼ばれる早朝ミサが始まり、クリスマスシーズン本番となる。「シンバン・ガビ」はクリスマスまでの9日間行われ、聖母マリアが懐胎しキリストが誕生するまでの9カ月間を表現するもので、この日から各地の教会には連日多くの信者が詰め掛ける。

12月24日
ランタンフェスティバル
Lantern Festival

サン・フェルナンド San Fernando

フィリピンにおける壮大なランタン(灯篭)パレードとコンテストがパンパンガ地方のサン・フェルナンドで行なわれる。パロルとよばれる色鮮やかな紙製灯篭の中には巨大なものもあり、トラックやトラクターに乗せてパレードする。ランタンはクリスマス期間中フィリピンのいたる所に露天がたち販売され、その美しい明かりは夜を彩る風物詩となっている。

12月25日
クリスマス
Christmas Day 《祝日》

24日の夜は、キリストの父ヨセフと母マリアがキリストを生む宿を探した聖書の故事にちなんでその場面が再現されます。25日午前0時にはキリストの降誕を祝う「贈り物のミサ」が教会で行われ、クリスマスはクライマックスを迎えます。家庭では夜中の12時とともにクリスマスツリーの下に集まったプレゼントを一斉にあけはじめます。

12月30日(月)
リサール記念日
Rizal Day 《祝日》
Araw ni Rizal

フィリピン社会におけるカトリック修道会の圧制ぶりを批判したホセ・リサールが、1896年のこの日にスペイン人官憲によって処刑された。フィリピンの民族主義思想の育成に尽力をそそいだフィリピンの英雄を記念して多くの人が道を行進します。。